今、この本を読んでます。
◆「酒を語る」嶋悌司 著
新潟清酒の事が書かれています。
読んでいくたびに、ぐっと引き込まれていきます。
新潟清酒がここまで来るのにはとても苦労があったんですね。
ウチの店はもうすぐ丸6年。
私自身、新潟酒のブームを経験したことないし、新潟清酒の取り扱いは無いのですが・・
私は思います。間違っているかもしれませんが、私は思います。
今、小さな蔵元さんのお酒が全国で注目されたり全国の専門店で販売されていたりするのは、過去に地酒ブームで新潟清酒がグッと注目された実績があるからじゃないでしょうか。
新潟の経験を生かしてるんだと思います。
全国の小さな蔵元さんでは、限定流通を行っているところが増えてきました。
自分たちの造った大切なお酒を、顔の見える繋がりの中で酒屋さんと直接のお付き合いをする。蔵元と酒屋が同じ立場で、共に消費者のほうを向いて歩んでいく。
この限定流通というものも、新潟の蔵元さんと酒屋さんが築いてきた形です。
最近時々、新潟清酒についていろんな話を耳にします。
私は新潟清酒が好きですし、新潟が好きです。
人の温もりを思いっきり感じます。新潟に行く度にそれを感じて大阪に帰ってきます。
お酒の事に限らない。
表舞台には出てこない事が多いかもしれないけど、多くのところで様々な努力や苦労がある。
それを乗り越えて先代はゼロから築いてきた。
その先代や、周りで支えてきてくれた人たちが居るからこそ私達が今やりたいことが出来る。
感謝の気持ちは絶対に忘れないでしたい。
今全国の小さな蔵元さんや小さな酒屋さんがぞれぞれの地域で愛されている背景の一部には、必ず新潟清酒が辿ってきた経験が生かされていると思います。
これは私にとって絶対に忘れたくないし、思い続けたい事。
・・・と、この本を読んでいて、新潟清酒の事を考えながらいろんな事も考えてしまった。
ありがとうございました m(_ _)m