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大阪酒屋日記 かどや酒店

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2007年 01月 21日

不二家の事件を見ていて思う事。

新聞とかニュースを見てたら、今は必ず不二家の事が言われてる。
どうも、本社売却とかサーティーワンアイスクリームの株の売却とかを考えてるらしい。

新潟の先輩が言ってくれる言葉を思い出した。

「『信用をつける』のは、とてもとても時間がかかる。でも、『信用をなくしてしまう』のは一瞬。だから、嘘をついてはいけないし、人をだましてはいけない。自然体が一番!」

この先輩の言葉が、見事当てはまる!!!
そのとおりやと思う!!

不二家、誰でも知ってるブランドになるまで、かなりの努力があったんやと思う。
時間をかけて、「商品の信用」を得、「ブランドとしての信用」を得て今日まで来たはず。
でも、ひとつの「嘘」から、今までの信用が全て失われた。


話は変わって。
これはワタクシの性格で非常に、非常に駄目なところで必ずや治していかないといけない大きな課題。どんなことかと言うと・・。

対人関係で、ひとつの事でも何か嫌な事が完全に壁を作ってしまう。
アカンな~アカンな~と思いながら上手に出来へん。
このアカン性格を治そうとしながら、反面教師で「自分も人を裏切ることはしないでおこう、嘘はつかないでおこう」と思うようになった。

きっと「嘘」もそういうこところから生まれるんやろうなぁ。嘘ついてバレなかったら絶対楽やし、ずっとエエかっこ出来るし。だって自分を守る事だけに必死になればエエんやから。

でも、その嘘がバレてしもた時が大変。
その人に対する思いが全て吹っ飛ぶ。
いくら今まで信頼おける人でも。
不二家とか雪印の事件を見てたらよ~く分かる。
「ひとつの嘘」で、大企業が吹っ飛ぶんやから!!
「ひとりの人間」なんて、一瞬や。



数年前の松下電器のストーブの事故。
松下はすぐに謝罪した。しょうもない言い訳しなかった。
一昨年の事故にすぐ対応した。去年も松下の社員の方がずっとお詫びの書面とストーブ回収の告知チラシを持ってまわってた。
この対応がきっと、消費者の信用が失われるのを最小限に食い止めた結果やと思ってる。




不二家も雪印もそうやと思うけど、私も含めみんなズルいところを持ってる。
ホント、みんなそうやと思う。
失敗したり自分のミスに気づいて、すぐに謝る事が出来たら、事態も最小限に食い止める事ができたのかもしれない。ミスに気づいても、「ばれないだろう」と思ったり自分の立場を利用して隠しとおそうと思って最後にバレた時、全ての信用は消える。

ゼロからの出発にはならない。
マイナスからの出発。

だから今回の不二家の事件はいろんな事を教えてくれている。

ま、これも馬鹿酒屋の戯言として聞き流してくださいませ~。

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by kadoya-sake | 2007-01-21 12:43 | その他もろもろ。


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