ひとりの男の子が、ウチの店に走ってきた。
さっき買っていったお菓子に関するクレームらしい。
「おっちゃん(誰がおっちゃんやねん!!)!このお菓子、入ってる数がちゃうやんか!!」
「え、どないしたんや。このお菓子、入ってる数が決まっとるんかいな?」
「そうや!『5枚入り』って書いてんねん!でも1枚しか入ってへんねん!」
もう男の子は必死である。
そりゃそうだ。自分の大事にしている大切なお小遣いから、「これや!」と欲しかったお菓子を買うんやから。彼の気持ちもよう分かる。
「どれどれ・・・ん?『1枚入』って書いてるで。ほら。」
「え、・・・ほんまや。でもでも!ここに書いてるんは何なん?」
「ん?・・ほっほ~。なるほどね!」
彼はどうも勘違いしてしまってたようだ!
『ゴマ入り』を、『5枚入り』と(笑)!
20円のこのお菓子。彼がこのお菓子に目を付けたのは、「20円で5枚も入っている!お得じゃないか!安くてたくさん食べれるなんて最高やん!」という気持ちがあったからやろう。
彼は「間違ったわ・・」と言い、とても照れくさそうにしてた。
なんかほのぼのしてて嬉しくなったから、飴ちゃんをひとつあげた!
いやぁ、いいネタをありがとよ!