大阪酒屋日記 かどや酒店

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2017年 03月 01日 ( 1 )


2017年 03月 01日

ヤマト運輸さんの件で思う事。

ウチは今、ヤマト運輸さんとゆうパックさんの2社さんに、お酒の配達(宅配)を委託といいますか、お願いしております。

そのおかげで、当店が直接運ぶことが出来ないエリアからのご注文にも対応出来るようになりました。

ニュースのとおり、ヤマト運輸さんが今、大変なことになってるらしい。
yahooのニュースで「ヤマト運輸」と検索するといろいろ出てくるのでご覧あれ。


ヤマト運輸さん、過去にクール便なのに常温保管したりで問題になってました。
これはあきらかにアカン。
そこから修正して、クール便の運賃等がアップになりましたが、改善されたようです。

で、今回の件。
Amazonなどのネット通販で物流量が増大し、ヤマト運輸スタッフさんの労働環境悪化そして人員不足。
大変です。

企業としてはお客さんの要望に出来るだけ応えていけるように努力した結果が時間指定可能だったり年中無休配達だったり、注文した商品が翌日に届くだったりと、とにかくいろいろ考えてくれてます。

分かります。
分かるんですが、ちょっと過保護すぎです。

ウチもネットを通じてお酒を送ったりしてますが(あまり注文ないけど(笑))、やっぱり注文した翌日に商品がお客さんの手元に届くっていうのは便利だしお客さんも嬉しいし、こちら側としてもありがたいと思う。

しっかり活用させていただいているウチみたいなものが言うのも何なんですが、過保護ももうちょっとゆるやかでエエんとちゃうかなと。

今まで商売人さん(ウチの親父世代かな?)は「お客さまは神様」的な発想やったと思います。
お客さんからの要望は絶対みたいなところがあったんじゃないですかね。


それがすべてでもないと思うんですけど、私が子供の頃の記憶で、深夜1時頃に当時の得意先のスナックから電話かかってきて、きっと「無くなったから今すぐ持ってきて!」っていう内容の電話やったんでしょう。

親父、寝てたのにそのために起きてブランデー1本配達してましたよ。

それが悪いとかそういうことじゃなくって、きっとその時代はそういう対応があたりまえだったのかもしれないし、深夜1時であろうと店の人は普通に気兼ねなく電話で注文できる関係が親父とあったのかもしれないし、その一部分だけを見て判断できることでもない。


ただ、私は今でも覚えているその光景を見て、「俺は将来絶対に親父の酒屋を継がない」と心に決めました(今、酒屋やってるけど)。


何が言いたいかというと、「便利」っていうのにもどっかでラインを引いてもエエんちゃうかと。
そして、お客さん側でも、何でもかんでも要求ばかりするんじゃなくて、お互いが妥協して納得できるところを作らないと。

私も消費者なんできっといろんなところで要求してしまってたところもあると思います。
それを改めていかないといけないかもしれない。

ファミレスの24時間営業もなくなってきてる。
24時間営業全盛の時は、それはそれでよかったのかもしれない。
でも、時代が変わってきているからこそ店舗側も「24時間営業はやめよう」という方向性に来ているのかもしれない。

コンビニもそう。
24時間。便利。いざという時に開いているという安心感がある。

じゃあ年に何回夜中2時とか3時に買い物に行ってるんやというと、私の場合は年1回とか2回あるかないか。
もしかしたら0回かもしれない。

「夜中は閉まってる」って分かってたら、その環境に人間が合わせばいいと思うんです。
「夜中は閉まってる」から、「今のうちに買っておこう」っていう考えになると思う。

レベルが低い話ですが、ウチの酒屋も15年前、10時から20時の営業でした。
今は、10時から19時(土日は18時閉店)。

閉まるの早いわ!って時々言われますが、開店している時間の間にお客さんに「行きたい!」って思ってもらえる店作りをすることが私たちの役目だと思ってます。それで来てもらえないのならそれはウチの努力不足であり魅力不足。


で、ヤマト運輸さんの話に戻すとですね、お客さんは時間指定できることが「当たり前」になってて、時間指定したにも関わらず不在にしても罪悪感がなかったり、再配達してくれることが「当たり前」で、不在してたのはアンタやのに、その日のうちに再配達を依頼して「今日はお持ちできない」というと逆ギレするらしい人がいたり。

運送業者さんの立場になったら「勘弁してくれ」と思うのは分かります。

ウチはホンマにありがたいことに、数少ないながら全国にお酒を送らせてもらって、そんな難儀なお客さんはほとんどいないので皆さんにはホントに感謝してます。前に代引きで送って「やっぱりいらない」って言われて返される時ありますけどね。まさに「勘弁してくれ」です。


現場の事を上層部はもっと理解すべきだし、なんでもかんでも利益追求しすぎて被害を被るのは現場。
現場の人間が気持ちよく働けてこそ現場がうまいこといくっていう事もよく言われますが、これはホントにそう思う。


ということで、ゆるくいきましょー!
みんなが何かに追われるんじゃなくって、楽しくやっていけるように!



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by kadoya-sake | 2017-03-01 12:05 | Comments(0)