大阪酒屋日記 かどや酒店

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2008年 11月 30日

世界エイズデー。

12月1日は「世界エイズデー」。

店で「検査に行った事ある?」といった会話を時々するけど、笑い話でなくって本気でHIVやAIDSの事を私たちは考えないといけない。

「自分に限ってそんな事はない」

ほとんどの人がそう思ってると思う。
でも、それは間違いだと断言出来る。

今年、私もある人の「検査を受けたことある?」という言葉をきっかけに検査に行った。

・・・・「俺はんそんなん絶対に大丈夫や。」
そうはっきりと言った。

「絶対大丈夫って言い切れる理由はどこにあるんや?」

そう質問された時、答えられへんかったもんなー。


じゃあ検査を受けてみようか。

・・・ここから自分との葛藤が始まった。


「恥ずかしい・・」

そんな思いが頭を横切る。

「検査をして、もし陽性やったらどうしよう・・それならいっその事、検査を受けなければそんな心配をすることは無いんやないのか?」

「でももし検査もしないで感染していたら、今後俺だけで済ませれる問題じゃない・・」


そんな事を考えた。
でも、行動しないと始まらない。
恥ずかしいとかそんな事、言ってられへん。


時間を作って検査に行った。
匿名で検査を受ける事ができた。
血液検査なので、血液を少し抜かれて終わった。
検査結果は一週間後。


検査自体はあっという間。
10分もかからんかったかな。


検査した部屋には、HIVやAIDSの事が書かれた小冊子などが置いてあった。
全て持って帰った。
そして読んだ。

今まで人ごとだと思っていた自分が恥ずかしくなった。


検査結果が一週間後に分かるということ。
検査を受けてから数日は「大丈夫やろ」と安易に考えてたんやけど・・・

検査結果が分かる日がだんだん近づいてきた時、とんでもなく不安になってきた。

100%感染していない保証はあるのか?いや、ない。
もし感染していたら、これから自分はどう生きていけばいいんだろう。
もし感染していたら、私のまわりに居てる人は私の事を受け入れてくれるのだろうか?
どうしたらイイんだろう。分からない・・。でもホントにどうしたら・・・


検査結果が分かる日。
前日から眠れなかった。

検査を受けた保険センターに行き、受付で用紙を渡して待合室で待つ。
待ってる間、手は汗でぐっしょり・・不安要素しか浮かばない・・・
怖い、逃げれるものなら逃げたい・・

そして部屋に呼ばれ、小さな封筒とハサミを渡される。
この封筒の中に検査結果がある。

手は震えた。とても緊張していた。
開封せずに逃げたい・・・。



結果、陰性。
全身の力が抜けた・・安心感で泣きそうになった・・。


検査を受けて一週間。
どれだけたくさんの事を考えた事か。

自分がもし感染していたら・・

でも、検査結果を受け取る一週間は、自分の人生にとってとてもとても貴重で需要な一週間。
とても多くの事を学んだ。

検査を受け、陰性だった。
だからよかったのか?
そうじゃない。

「自分がもし陽性だったら」という事をたくさん考えた。
めっちゃ考えた。
だからこそ、今度は偏見を持つ事なく、この問題に立ち向かっていかないといけないと思ってる。もし身近に陽性の人が居た時には、しっかりと受け止めなくてはならないと思っている。


「検査を受けたことがある」という人は、案外私の周りには多かった。
でも、受けたことの無い人がまだまだ多い現実がある。

是非とも検査を受けてほしい。
検査を受ける事で「人」として学ぶ事が多くある。
検査を受ける事で、HIV、AIDSの事を本気で学ぶ事が出来る。
そして、この問題を安易に考えなくなる。

「自分は大丈夫」

その考えは是非とも捨てて欲しい。
行動を起こしてほしい。


ウチみたいなブログを読んでくださっている数百人の様々な方々が今日の内容を読んで、そのみんなが検査を受けてくれることを心から本気で祈ってます。

数百人というのは規模としてはとてもとても小さいかもしれないけど、もしそこから皆さんが検査を実際に受け、経験・体験した事が一人でも多くの人に伝わっていくと、それはとてつもない大きな力になると思う。

そして、既に検査を受けたことのある人は是非多くの人に「検査を受けよう」とひとりでも多くの人に一緒に伝えていきましょう!

頭の中で考えるだけなら誰でも出来る。
頭で考えていても、HIV、AIDSの事は少しも良くならない。

検査を受けよう!本気で!
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by kadoya-sake | 2008-11-30 14:19 | その他もろもろ。


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