大阪酒屋日記 かどや酒店

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2017年 04月 02日

彼の酒。

初めて会ったのは何年前なのかは忘れました。
東北の仙台の勉強会で会ったのが初めてです。

特に話をすることは無かったんですが、某勉強会のすべての課程が終了して打ち上げで飲みに行く時に「かどやさんって・・・」と、声をかけてくれました。

彼の存在は知ってましたが、彼の酒を飲んだ事は全くありませんでした。

それからなぜかいろんなところで何度も顔を合わせてました。
会って世間話してただけなんで、当然名刺交換なんぞしてません。
偶然っていうのは面白いです。

ある時、ワイン絡みで東京に行った事があって、その帰りに素直に大阪に帰らず、ちょっと寄り道がてら途中下車して彼の蔵にふらっと寄りました。

「へ~、こういう街でお酒を造ってはるんや~」と、それだけ知れただけでも私は満足。

蔵の社長に手土産と、身元をちゃんと明かさないと単なる不審者なんで、名刺だけ渡して大阪に帰ってきました。


そしたらその日の晩に携帯に電話があって、それからなんやかんやメールで連絡を取り合ったりたまに電話して酒の話をしたりしてました。
いや、酒の話とかもしてたけど、どっちかというと家族の話とか子供の話とかばっかりしてたかも。


そんなこんなで何度か蔵に遊びに行ったり、逆に大阪で一緒に飲んだり、「近くに来たから」とゲリラ的にウチの店に寄ってくれたり。


そうそう、実はウチの店内に丸テーブルがあるんですが、もし機会があったらその丸テーブルの足下をじっくり見てみてください。

そのテーブルの土台になってるのは、彼の蔵の天井に吊されていた「滑車」なんです。

ある時蔵に遊びに行ってた時、「これ、いります?」って天井に吊されている滑車を指さして。

古い道具が大好きな私は即答「いるいる」と。


で、その滑車がウチに来て、工務店さんのところで少し入院していろいろ補修してもらい、テーブルの土台になったんです。

ウチにとっての宝物。


話は戻って、そんなこんなでご縁をいただき、ちょっと前から彼の酒を販売させていただいているんですが、彼の酒造りに対する真剣さは、とにかく半端じゃない。ストイックって言っても過言じゃない。

経験値を積み重ね、データをしっかり取りながら酒造りと向き合う姿勢はすごいものがある。
本気で向き合ってるから本気で悩み、悩んで悩んで解決していく。

「今も悩んでますよ」と笑いながら言う彼ですが、このブランドが世に出て10年を超えて尚、今も多くの人のハートを鷲づかみにしています。

彼の酒を口にする度に「うわ~、やられた~!こう来たか~!」と、おいしさの感動を超えて、なぜか悔しささえ覚えてしまう(笑)



まだまだ書きたい事はありますが、彼の酒を味わってみてほしいです。

4月4日より在庫が無くなるまで店頭にて販売いたします。
私が体験した「うわ~、やられた~!こう来たか~!」という感動をご体験ください。

飲む度に造り手の顔が浮かぶ酒です。
飲む度に造り手の思いを感じる酒です。


どうぞよろしくお願いいたします。



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by kadoya-sake | 2017-04-02 15:49 | | Comments(0)


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